エコーの気まぐれブログ

いろんなことを書きます、1番の目的は悪ふざけです

痴人の発見①耳毛と音

耳たぶの毛ってとっても毛が生えていますが、これを美容室などでシェービングされるととても気持ちが良い。

剃る側も気持ちが良いと思っている人もいるのでは?

ぷるんとした耳たぶの毛を狩る快感。しかし、毛を飛ばすのに安易に息を吹きかけてはいけません。趣味が深くなります。

 

さてと、本題。

耳毛でも耳の奥の毛は、音を聴く時にとても重要な役割をしている。それは簡単には耳介、外耳道から鼓膜、耳小骨を通り、蝸牛、コルチ器から神経をつたわり脳へ。

※イタリア医、解剖学者、アルフォンソ・コルチ。

この蝸牛のあたりにも耳毛、有毛細胞が生えており、高音から低音を鳴らす。入口か高音、奥に行くほど低音で、入口は音を頻繁に捉えるため、ダメージを受けやすく、歳をとると聞こえなくなっていく。そして、再生することはない。薄毛が進行していくのです。この小さな鍵盤は壊れやすい。

モスキート音が聞こえなくなるのには、こんな理由があったりする。

そして、耳が聞こえなくなるということは、ただ単純に音が聞こえなくなるだけでなく、健康であるのに聞こえない音が聞こえやすくなっていく。聞こえにくく無理に聞こうとしたりすると、鳴ってもいない音が聞こえる。緊張などによる耳鳴り、これも厄介だ。

主観だけでは気づけない、鳴っていない音を聞いている。これはどの世代でも起こりうることなのです。

耳はとても繊細で、聴力の劣化を防ぐことはできません。刺激にも弱いです。

この繊細な耳を意識し、若いうちに音をとらえて、考える、覚える。聴く力も、年齢とともに鍛えるのは難しくなります。気付かぬうちに聞こえなくなっていくことを忘れてはいけません。音楽を聴いたりして癒されたりしていても、それにはこんな代償がついてきます。たいていのことは、大切に考えてうまく使うことがいい結果やいい成長に繋がると思います。

あなたはどれだけの音をとらえられ、脳でどれだけ考えたり、心で感じることができますか?

 

人が自分のために声を放っているのに、本心が聞こえていなかったら不要な哀しさや孤独を生みかねない。全ては無理でも、ケアできなくても、それをできるだけ阻止したい。人間関係は別問題で難しい。この辺にさせてください。

 

わたくしごとですが、夜も更け、自然の音が聴こえています。

暗がりにどこから聞こえてきたのかはわかりません。

 

わたしが伝えたい事、声を出してはいませんが、あなたには、聴こえていますか?

 

Fine

 

川端康成『山の音』。